私は、2014年の9月に独立しました。
その際に、地元の信用金庫から300万円の創業融資を受けることができました。
何かの参考になるかもしれませんので、そのときのエピソードを少し。
私が、勤めていた会社を辞めることが決まったのは2014年の7月。
よくある、上層部との意見相違が原因です。
実は私、けっこうなポジションに居たんですけどね。
あっさりクビです。
イラッとは来ましたが、退職した後どうするかを決めないといけません。
妻もいましたし、まだ小さい子どもも2人いましたので。
とは言え、既に40歳を過ぎていましたし、良い条件での求人は簡単には見つかりません。
しかも、自営も含めると、転職の回数はのべ7回・・
両親にも妻にも、挙げ句、その時勤めていた会社の社長にも、
「お前はサラリーマンは向いてない。無理やろ。」
との烙印を押されていました。
そしてそれは、自分でも重々認識していました。
となると、結論は独立起業になるわけです。
自然な流れで起業の道を選んだのですが、大きな問題が1つありました。
何かというと・・・
起業資金が全くなかったんです!
当時、在籍していた会社では、それなりの給料をもらっていたのですが、
なにぶん、それまでのマイナスが大きすぎて、ちっとも貯金がなかったんです。
どうにかして、お金を作らないといけません。
やろうとしていた仕事がPPCアフィリエイトだったので、そこまで元手はかからないのですが、
それでも、安定して稼げるまでの期間の広告費は必要になってきます。
ぶっちゃけ、カードローンでいいと思ってました。
「200万もあれば、半年ぐらいはもつだろう」って思ってました。
その為だけでもないのですが、アフィリエイトのセルフバックを使って、
前の会社に在籍している間に、何社かのカードローンに申し込んでおきました。
ところが、ひょんな切っかけから、地元の会計事務所が行っている無料の創業相談に行ったことで、
「創業融資を受けた方がいい。信用金庫に申し込んでみよう。」という方向に話が向いて行ったのです。
正直なところ、創業融資というと、
事業計画や収益見込みなどをしっかりまとめて提出しないといけないという頭がありましたから、
面倒くさい&時間がかかるというイメージで、ハナから頭にありませんでした。
でも、アドバイスを聞くと、やっぱり低い利率でまとまったお金を借りれるのは魅力的です。
カードローンではなく信用金庫の創業融資なら、妻や両親にも堂々と話すことができます。
「ここは、一念発起する場面かもな」と思った私は、
信用金庫に提出する書類の雛形をダウンロードして、あれこれ調べながら作成を始めたのでした。
事業の内容説明を記入し、ある程度の数字を埋めた上で、信用金庫に提出しました。
・・が、ここでネックになったのが、PPCアフィリエイトで収益を見込めるという証拠です。
会計事務所の担当者も、信用金庫の担当者も、そもそもアフィリエイトというものを知りません。
まずは、「アフィリエイトとはなんぞや」という部分から説明する必要がありました。
面と向かって質問に答えながら説明したので、どうにかアフィリエイトの仕組みは分かってもらえたのですが・・
問題は、アフィリエイトで本当に稼げる証拠を提示しないといけないことでした。
その頃の私は、PPCアフィリエイトを始めて2ヶ月の、センスも持ち合わせていない凡人です。
当然、報酬なんて上がっているはずがありません。
「さて、どうしたものか・・」
普通に考えたら、この時点で諦めてしまいそうなものですが・・
当時、私は、PPCアフィリエイトの高額塾に参加していたんですね。
塾の中で、「成果を報告し合おう」的な掲示板があり、既に100万とか稼いでいた人が書き込んでいたんです。
稼いでいる人3人ぐらいの報告画面をキャプチャして、個人情報とかが分からないように加工した上で、
「私が取り組んでいる手法と同じやり方で、これだけ稼いでいる人がいます」と説明したんです。
それだけではちょっと足りないかと思い、
セルフバックを含めた私のなけなしの成果発生画面も、キャプチャして付け加えました。
あとは、信用金庫の担当者の質問に答えながらひたすら説明を続け、
足繁く3回も4回も通った末に、ようやく申請を通すことができたんです。
結果的には、500万円で出していた希望が300万円になり、
父親に保証人になってもらうことになりましたが。。
それでも、PPCアフィリエイトという、銀行員には馴染みもない業種でも、
しっかり説明した結果、300万円もの創業融資を受けることができました。
利率は3.125%。低利です。
まぁ、ここで300万円を手にしたことが、
その後たった1年の間に、大変な額の借金を背負うことにつながるのですが・・